ビニールハウス建設

異常気象がスタンダードな近年、天候リスクを軽減する農業用ハウスは安定生産に有効な手段です。
しかしながら、現状ではビニールハウスの選択肢は少なく、導入へのハードルは低くはありません。
私たちは自分たちの手でハウス建設に挑戦し、そこから獲得したノウハウを、生産者の皆様にお伝えしたいと思っています。

ハウス建築へ挑戦

キッカケは遊休ビニールハウスを譲っていただいたことでした。

しかし、そのビニールハウスを自社農場の圃場に建てるためには、①解体して、②輸送して、③再建築する、ことが必要で、専門の業者に上記の見積もりを依頼したところ想像以上に高額でした。

私たちの農場長は、『1級建築士』であり、ビニールハウスを建てた経験もあった為、それならば「自分たちでやってみよう」と移設工事を自分たちでやってみることにしたのです。

実際にやってみると思ったよりもスムーズにでき、遊休ハウスの移設は新規ハウスの新設よりも費用を抑えられることもわかりました。

わたしたちはその経験から「もしかしたら、農場者の悩みに対して力になれるのではないか」と考え、ハウス建築を新規事業として取り組むことにしました。

百年後も農業が出来る世界へ

世界中を取り巻く様々な環境課題への取り組みに、資源の有効活用があります。

様々な理由で使われなくなり、処分に困ったビニールハウスを、まだ使える部品とそうでない部品を分類し、長く使える形にリノベーション&移設します。

サステナブルな『リノベ移設』は新築より安価に高レベルのハウスを建築できるだけでなく、前任者の「農業への想い」も一緒に次の人にバトンをつなぎます。

私たちは、リノベ移設可能なハウスを数棟保守し、農業用ハウスが必要な方へのコーディネートをしています。

また、遊休ハウスの引き取りにも積極的に取り組んでいるので、遠慮なくお問い合わせください。

新型ハウスへの挑戦

「片屋根新型ハウス(愛称:NNハウス)」は香川県農業試験場と農研機構西日本農業研究センターが共同開発した、全く新しい考え方のビニールハウスです。

私たちは自社農場にいち早くこのNNハウスを導入し、その特長と可能性を実感しています。

NNハウスは通常のビニールハウスと違い、汎用性のある安価で頑丈な建設足場用単管パイプを使うため、
 ①低コスト
 ②強度の高いハウスが建築可能
 ③設計の自由度が高い
という3点が大きな強みです。

また、片屋根形状にすることで、通常のかまぼこ型ハウスで問題になる「熱だまり」が片屋根から放出できるのも特長です。

弊社のNNハウスに興味がある方は見学可能ですので、お気軽にお問い合わせください。