家庭菜園の冬の寒さ対策【前編】 ― 暖冬予報の2026年も、霜は晴れた静かな夜に降ります。べたがけ・トンネル・マルチの効き方の違い

不織布をかけた冬の家庭菜園の畝

11月に入ると、朝の空気が急に冷たくなります。10月にまいたエンドウやソラマメが芽を出し、植えたばかりのタマネギ苗が畑に並び、ダイコンやハクサイは収穫時期に入りはじめる。2026年の秋冬の畑も、これから冬越しの季節を迎えます。

この冬について、気象庁は9月の予報で「暖冬傾向」の見込みを出しています。暖かい冬なら防寒はいらないのでは、と思われるかもしれません。けれども、冬の平均気温が平年より高くても、晴れて風のない夜には、畑の地面近くはしっかり冷え込みます。霜は、平均気温ではなく、その一晩の冷え込みで降ります。暖かい冬には、野菜が育ちすぎて寒さに弱くなるという、別の心配も出てきます。

家庭菜園の防寒によく使われる資材は、大きく分けて3つです。作物に直接かけるべたがけ、支柱を立てて覆うトンネル、そして畝の表面を覆うマルチや敷きわら。どれも「寒さを防ぐもの」としてひとまとめにされがちですが、守ってくれるものと、守れないものがそれぞれ違います。

この記事は、冬の寒さ対策を2回に分けてお届けする前編です。温暖地(香川県のような瀬戸内沿岸の気候)の家庭菜園を前提に、霜が降りる仕組みと寒さで野菜に起きること、そして3つの資材の効き方と使い分けをまとめました。品目ごとの冬越しの守り方や、暖かい冬に気をつけたいこと、寒波の前日にしておくことは、来週の後編でお伝えします。

作物に直接かける
べたがけ
霜よけ・風よけ
支柱を立てて覆う
トンネル
昼の保温・寒さに弱い野菜
畝の表面を覆う
マルチ・敷きわら
地温・霜柱よけ

2026年の冬は暖かい予報。それでも霜は降ります

気象庁が2026年9月18日に発表した寒候期予報(12月から2027年2月)では、四国地方の冬の平均気温は「高い」が60%、「平年並」が30%、「低い」が10%とされています。西日本全体でも同じ確率です。同じ日に出た3か月予報でも、四国の10月から12月の気温は「高い」が50%でした。この冬は、平年より暖かくなる見込みが強いということです。

ただし、これは3か月の平均気温についての予報です。予報の確率にも「低い」が10%残っていますし、平均が高くても、その中に寒い日がないわけではありません。暖冬の年について書いた県の資料でも、一時的な冷え込みによる凍霜害への注意が呼びかけられています。冬の平均が暖かいことと、一晩の霜が降りないことは、別の話として考えてください。

霜は「晴れて風のない夜」に降ります

福岡管区気象台の一般向けの解説によれば、霜が降りやすいのは、晴れていて、風が弱く、気温が3〜4℃まで下がった夜です。天気予報や気象台が発表する気温は、地面から1.5mほどの高さで測ったものです。その高さで4℃くらいでも、地面の近くは0℃を下回って霜が降りることがある、と同じ解説に書かれています。

晴れた夜は、地面の熱が空へ逃げていきます(放射冷却)。雲があると熱が逃げにくく、風があると冷えた空気がかき混ぜられるので、地面はそれほど冷えません。雲のない、風の止んだ夜ほど、畑の地面と、そこに広がる野菜の葉がよく冷えます。くぼ地や谷あいのように冷えた空気がたまりやすい場所も、霜が降りやすいとされています。

高松地方気象台の平年値では、高松の初霜は12月1日、初氷は12月6日、霜の終わりは3月26日です。ただし、これは気象台の構内での値で、霜の降り方は畑の場所や地形によって変わります。なお、高松地方気象台は2025年の秋から初霜・初氷の目視による観測を終えているため、「今年の初霜はいつ」という公式の発表は、この冬も出ません。ご自分の畑で、朝に白くなった日を覚えておくのが、いちばん確かな目安になります。

2026年冬・香川の寒さの目安
冬の予報
12月〜2月の平均気温は「高い」60%(四国・2026年9月18日発表の寒候期予報)
初霜・初氷
高松の平年は12月1日・12月6日。霜の降り方は畑の場所や地形で変わる
霜の降る夜
晴れて風が弱く、予報の最低気温が3〜4℃まで下がる夜。地面近くは0℃以下になる
霜の終わり
高松の平年は3月26日。暖冬の年は、春先の冷え込みに注意

寒さで野菜に起きること ― 葉の傷み、凍害、霜柱

秋冬野菜の多くは寒さに強い野菜ですが、限度はあります。ある種苗メーカーの防寒の解説には、寒さに強い野菜でも、凍るような寒さでは生育が止まり、葉が傷んだり枯れたりすると書かれています。寒さで起きることは、大きく3つに分けられます。

ひとつめは、葉や結球の傷みです。ある県の作業ガイドには、品目ごとの凍害の症状がまとめられています。キャベツでは大きな外葉の葉先やふちが枯れ、ハクサイでは結球した玉の頭が枯れたり腐ったりします。ホウレンソウは葉の鮮やかな緑が抜けて硬くなり、葉が縮れます。レタスは葉の表面が傷んで株が弱り、そこから腐ることもあります。傷んだところから病気が入ることがある、という注意も添えられています。

ふたつめは、根や莢の凍害です。ダイコンは寒さに強い野菜ですが、ある種苗メーカーの栽培解説では、太った根は凍害を受けると書かれています。地上に出た首の部分がとくに凍りやすいことは、10月の記事「秋冬野菜の収穫時期と保存」でもお伝えしました。エンドウやソラマメは、育ちが進んだあとに強く冷え込むと、柔らかい茎葉や若い莢が傷みます。

みっつめは、霜柱です。冬の朝、土の中の水分が凍って柱のように伸びると、土ごと持ち上がり、根が切れたり、植えたばかりの苗が浮き上がったりします。ある県の防寒の資料には、霜柱で土が浮いて根が傷み、枯れる野菜もあると書かれています。浮いた苗は根が乾いて弱りやすくなります。とくに植え付けて間もないタマネギ苗で目立つ被害です。

品目ごとの寒さへの強さ

どのくらいの寒さに耐えるかは、品目と育ち具合によって違います。資料に出てくる目安を並べると、次のようになります。数字は資料によってかなり差があるので、おおよその強さの順番として見てください。

品目 寒さへの強さ(資料の記述) 冬に気をつけること
ホウレンソウ・コマツナ 強い。霜に当たると甘みが増す 強い冷え込みでは葉が縮れ、硬くなる
タマネギ 育ちはじめは強い(ある資料では−8℃程度まで) 霜柱で苗が浮く。育ちすぎるとトウ立ち
エンドウ 本葉2〜3枚のころがいちばん強い 育ちすぎた株は寒さに弱くなる
ソラマメ 本葉5枚くらいまでは強い 本葉5枚以上で冬を越すと寒害を受けやすい
ダイコン 寒さに強いが、太った根は凍る 地上に出た首が凍る
ハクサイ・キャベツ 寒さに耐えるが、ある県の資料では−2〜−3℃で凍害 ハクサイは玉の頭が傷む。キャベツは結球すると少し弱くなる
レタス 弱め。ある県の資料では−2℃以下で凍害 寒くなると育たない。トンネル向き

同じ品目でも、資料によって耐える温度の書き方は大きく違います。たとえばホウレンソウは、「0℃以下にも耐える」とする種苗メーカー、「−10℃にも耐える」とする県の資料、「−2〜−3℃で凍害を受ける」とする別の県の資料があります。品種や育ち具合、冷え込みが続く長さによって変わるので、一つの数字で線を引くことはできません。表の「強い・弱い」の順番を、どの畝から守るかを決める目安にしてください。


3つの資材は、守るものが違います

べたがけ、トンネル、マルチの違いを、先に並べておきます。どれか一つが万能というわけではなく、何から守りたいかで選び分けたり、組み合わせたりします。

べたがけ
霜と風から葉を守る。夜の保温は限られる

不織布を、支柱を使わずに作物の上へ直接かけます。霜よけ・風よけ・保湿に効き、通気性があるので換気の手間がいりません。草丈の低い葉物や、芽の出たばかりの畝に向きます。

トンネル
昼の温度を上げて育ちを助ける。晴れた日は換気が要る

支柱を弓形に立て、ビニールや不織布で覆います。日中は中が暖まり、寒さで止まりがちな育ちを助けます。一方で夜は外とあまり変わらないところまで冷えます。寒さに弱いレタスや、冬に育てたい葉物に向きます。

マルチ
地温を上げ、乾燥と雑草を抑える

畝の表面をフィルムで覆います。色によって地温の上がり方が違い、地温を上げる力は透明がいちばん強く、次が緑、その次が黒です。葉や茎を霜から守るものではないので、地上部の防寒は、べたがけやトンネルと組み合わせて考えます。

敷きわら
株元の霜と霜柱を和らげる

わらや刈草を株元に敷きます。霜柱で土が持ち上がるのを和らげることが、県や種苗メーカーの資料に書かれています。エンドウ・ソラマメ・タマネギの冬越しによく使われる、昔ながらの方法です。

迷ったときは、霜で葉が傷むのを防ぎたいなら、べたがけ。寒さで止まった育ちを少しでも進めたいなら、トンネル。苗が浮くのを防ぎたい、株元を守りたいなら、敷きわら。マルチは植え付けや種まきの前に張っておくもので、冬の途中から足すものではありません。ここから、ひとつずつ詳しく見ていきます。


べたがけ ― 霜よけと風よけ。冷え込む夜は「浮かせて」

効くこと、効きにくいこと

べたがけは、手軽な防寒です。不織布を畝の上に広げて、すそを押さえるだけ。農林水産省の資料では、保温・防霜・防風のほか、害虫の飛来を防ぐ効果も挙げられています。通気性があるので、トンネルのように日中に開け閉めする必要がないことは、複数の資料が書いています。

では、夜の寒さをどのくらい和らげてくれるのか。ここは、資料を読んでいくと意外に分かれます。ある県の試験では、春のジャガイモにべたがけをすると、遅霜による茎葉の傷みが減り、霜による減収も防げました。霜よけとして効くことは確かです。一方で、ある種苗メーカーの解説には、冬の晴れた静かな夜は、べたがけやトンネルの中の葉のほうが、かえって露地より冷えることがあると書かれています。覆いが風をさえぎるので、まわりの空気から熱が入ってこなくなるためです。

べたがけ1枚で夜の気温が何℃上がるかについては、今回確かめた公的な資料には、はっきりした数字が見つかりませんでした。ですので、この記事では「何℃暖かくなる」とはお伝えしません。霜が葉に直接つくのを防ぎ、風を和らげる。夜の保温そのものには限りがある。べたがけの役目は、そう考えておいてください。

かけ方 ― たるみを持たせて、すそを押さえる

べたがけで失敗しやすいのは、風です。不織布は軽いので、冬の北風で簡単にめくれます。どの資料も、すそを土で埋めるか、マルチ押さえやU字ピンでしっかり留めるよう書いています。同じ県の資料では、すそにたるみを持たせながらU字ピンで押さえるとされています。ぴんと張ってしまうと、野菜が育ったときに葉を押しつぶすからです。かける前に、畝の幅より少し広めに裁っておくと、たるみを取りやすくなります。

資材の種類にも違いがあります。ある県の資料によると、安価な長繊維の不織布は通気性が低めで、中で露がついたり、野菜がひょろりと軟らかく育ったりしやすい。やや高価な割繊維の不織布は、保温性・保湿性が高いとされています。家庭菜園では、まず手に入りやすい不織布で始めて、使い勝手を見ながら選べば十分です。

冷え込む夜は、浮かせるか、二重に

強い冷え込みが予想される夜に頼りになるのが、うきがけです。短い支柱や竹で不織布を少し持ち上げ、葉と覆いのあいだに空間をつくります。ある種苗メーカーは、凍害が心配なときは、べたがけよりうきがけのほうが安心だと書いています。

農研機構の南九州での試験では、べたがけの上にもう1枚、空間をあけて不織布を重ねる二重のかけ方をしたところ、外の最低気温が−5℃以下まで下がった日に限ると、中の最低気温は覆いのない畑より約5℃高くなりました。冷え込みが強い日ほど、効果が大きかったとされています。これは二重にした場合の数字で、1枚の場合の数字ではありません。ですが、覆いと覆いのあいだに空気の層をつくると、夜の寒さを防ぐ力が上がるということは読み取れます。

【注目ポイント】「晴れて、風のない夜」の予報が出たら、もう1枚
霜がいちばん降りやすいのは、べたがけの保温がいちばん効きにくい夜でもあります。晴れて風が弱く、最低気温が3〜4℃以下の予報が出た日は、べたがけの上にもう1枚重ねるか、支柱で浮かせておくと安心です。ふだんの霜よけは1枚で、冷え込む夜だけ手を足す。そう使い分けると、手間をかけすぎずに済みます。

トンネル ― 昼は暖まり、夜は外とあまり変わらない

トンネルが効くのは「昼」です

トンネルは、畝の上に弓形の支柱を立て、ビニールなどで覆う方法です。支柱の間隔は、種苗メーカーの資料で40〜60cmほど。風で飛ばないよう、上からひもやトンネル用のバンドを渡して押さえます。

トンネルについて知っておきたいのは、暖まるのは主に昼間だということです。複数の種苗メーカーが、日中はトンネルの中の温度が上がるが、夜は外の気温と同じくらいまで下がると書いています。ある種苗メーカーは、晴れた静かな夜には、中が外より冷えることもあるとしています。冬の夜の霜を防ぐというより、昼間の暖かさで、寒さで止まりがちな育ちを進めるのがトンネルの役目です。

覆う資材によっても、夜の保温の力は違います。塩化ビニール(農ビ)や、ポリオレフィン系のフィルム(農PO)は夜の保温が比較的高く、ポリエチレン(農ポリ)は低いことを、複数の種苗メーカーが書いています。ある種苗メーカーは、農ポリは霜に対してはほとんど効果がない、とまで書いています。軽くて安いので扱いやすい資材ですが、霜よけを期待するなら、ほかの資材と組み合わせてください。

不織布でトンネルを作る方法もあります。ある種苗メーカーの解説では、不織布のトンネルは日中の温度の上がり方がビニールより小さく、上がりすぎないので扱いやすいとされています。換気の手間を減らしたいときの選択肢になります。

晴れた日は、換気を忘れずに

ビニールのトンネルでは、寒さと同じくらい、晴れた日の暑さに気をつけてください。冬でも、晴れた日の日中はトンネルの中がぐんぐん暖まります。ある県の資料には、日中に27〜28℃以上になると葉物が軟らかく育ち、かえって寒さで傷みやすくなると書かれています。

換気を始める温度の目安は、資料によって違います。ある種苗メーカーと県の資料は30℃、別の県の資料は27〜28℃、冬どりのレタスについて書いた県の資料は25℃です。家庭菜園では、晴れた日の昼前後は、すそを少しめくるか、てっぺんに穴をあけて熱を逃がすと覚えておけば十分です。夕方、日がかげる前に閉めれば、昼の暖かさを少し残せます。

毎日の開け閉めが難しい方には、穴あきのフィルムがあります。最初から小さな穴がたくさんあいていて、日中に中が暑くなりすぎず、蒸れにくい。ある種苗メーカーの解説では、基本的に換気がいらないとされています。穴が小さく少ないものほど、保温の効果は高くなります。ただし、同じ解説には、穴あきでも2月の中旬を過ぎたら、日差しの強い日はすそをめくって換気するようにと書かれています。

【注目ポイント】トンネルは「夜の霜よけ」ではなく「昼の暖房」
トンネルをかけたから霜は大丈夫、とは考えないでください。晴れた静かな夜は、トンネルの中も外と同じくらい冷えます。寒さに弱い野菜をトンネルで守るときは、冷え込む夜の予報が出たら、中の野菜に不織布を1枚かけて覆いを二重にする、という手もあります。

マルチと敷きわら ― 足元から守る

マルチの色と地温

マルチは、畝の表面を覆って地温を保ち、乾燥と雑草を抑えるためのものです。色によって地温の上がり方が違います。ある県の試験(冬から春のレタスのトンネル栽培)では、地温がいちばん上がったのは透明で、緑、黒と続き、白黒のものは覆いのない畑と同じでした。いちばん上がった透明では、地下10〜15cmの地温が、覆いのない畑より最高で5℃高くなっています。ある種苗メーカーの解説でも、透明、緑、黒の順に地温が上がりやすいとされていて、2つの資料で順番は一致しています。

では、冬にはどの色がよいのか。ここは資料によって書き方が分かれます。地温だけを比べれば透明が最も上がりますが、透明は光を通すので、マルチの下で雑草が育ちます。ある種苗メーカーは、地温を上げつつ雑草も抑えられる黒が冬には向いているとしています。地温を優先するなら透明、雑草の手間まで考えるなら黒、というのが、両方の資料に沿った考え方です。白や銀色のマルチは地温の上昇を抑えるためのもので、冬の防寒には向きません。

マルチは、張ってから地温が落ち着くまでに時間がかかります。同じ試験では、張ってから10〜14日ほどで地温がほぼ一定になったため、地温を上げたいなら植え付けの少なくとも2週間前に張るよう書かれています。冬の途中で慌てて張るものではなく、種まきや植え付けの前に準備しておくものと考えてください。破れたマルチは効果が半分ほどに落ちる、という種苗メーカーの注意もあります。

敷きわらと刈草で、霜柱を和らげる

マルチを張っていない畝や、すでに育っている株の足元を守るなら、わらや刈草を株元に敷く方法があります。ある県の資料では、株元に堆肥や敷きわらを敷いておくと霜柱の害が軽くなるとされています。種苗メーカーの栽培解説でも、タマネギやエンドウの冬越しに、わらや刈草を敷くことがすすめられています。

敷きわらで地温が何℃変わるかは、今回の資料では確かめられませんでした。ただ、霜柱による苗の浮き上がりを和らげる、という点は複数の資料が書いています。手に入るなら、植え付けたばかりのタマネギの畝や、まいたあとのエンドウ・ソラマメの株元から敷いていくのがよいでしょう。資料では、わらと並んで刈草も挙げられています。

昔ながらの防寒には、笹竹もあります。県の防寒の資料には、竹や笹を畝の北側に立てて、北風から守るやり方が図で紹介されています。ある種苗メーカーのエンドウの栽培手引きにも、株の上に笹の枝やわらをかぶせて霜よけをする方法が出てきます。身近に竹やぶがあれば、資材を買わずにできる防寒です。


まとめ

冬の寒さ対策・前編で押さえておきたい4つのこと
  1. 暖冬でも、晴れて風のない夜は霜が降りる。予報の最低気温が3〜4℃でも、地面近くは0℃以下になる。高松の初霜の平年は12月1日、霜の終わりは3月26日。
  2. べたがけは霜よけと風よけ。換気がいらず手軽だが、夜の保温には限りがある。すそはたるみを持たせて押さえ、冷え込む夜は浮かせるか二重にする。
  3. トンネルは昼の暖房。夜は外とあまり変わらないところまで冷える。晴れた日の昼は、25〜30℃を超える前に、すそをめくるか穴をあけて熱を逃がす。
  4. 足元は、マルチと敷きわらで。マルチは植え付けの前に張っておくもので、地温なら透明、雑草まで考えるなら黒。株元の敷きわらは霜柱を和らげる。

冬の防寒は、すべての畝を毎日覆うことではありません。寒さに弱いものから順に、冷え込む夜の前に手を足す。そのために、天気予報の「晴れ・風弱く・冷え込み」の3つを、冬のあいだ気にかけておいてください。

来週の後編では、エンドウ・ソラマメ・タマネギなど品目ごとの冬越しの守り方と、暖かい冬に起きやすい育ちすぎや虫の話、寒波の予報が出たときに前の日にしておくことをお伝えします。

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